覚醒はいつでもここにある
新しいスタンダードを生きる
NHKのAIの番組を見ました。
そこでテーマとなっていたのは、AIの仕組みを知ることで人間の知能とは何かを知ることができるということです。
いろいろな切り口があって面白かったのですが今回気になったのは、体を使うことによって脳が知能を発達させたということでした。
人間の知能は脳によってつくられています。
赤ちゃんは体をいろいろ動かすことで、外側と衝突しそれを脳に記憶していきます。
そうして外側の状態を認識できるようになります。
それで赤ちゃんは自分は世界と別のものと認識するようになりました。
生まれたすぐの赤ちゃんは自分と自分以外のものの区別はなかったのです。
それで自己と他者の区別もありませんでした。
元々この世界は何の区別もないのです。
それが人間の脳によって別々のものだと思うようになりました。
全てはひとつのものが、脳によって別々に見えているだけです。
この世界で分離していると思っている自己を守るために、意識はいつも外側を向いています。
それが本来の意識の仕組みです。
ですからやろうと思っても頑張らないと意識が内側に向かないのはしょうがありません。
体を持たない今のAIは自己と他者の区別の認識がありません。
ですから自己を守るために他者を攻撃するというようなことはないと考えられます。
今のところはAIが人間の敵になるということはないのです。
この番組では言われていませんが、スピリチャルでは時間や空間も脳によってつくられていると考えられています。
これも脳のよってつくられているだけで、元々は時間も空間もないのです。
脳がなければ、この見えている世界は存在しないのです。
そこは本来時間も空間もない世界です。
人間の意識がなければずっとそのままです。
そこは確固たるものがないただモヤモヤしたものがあるだけなのでしょう。
それが量子力学でいう確率の波の状態です。
そこを意識で見ることによって、波から素粒子になります。
モヤモヤしたものから確固たるものになるのです。
ですから自分がいなければ、自分が見ているこの世界はありません。
他の人はその人の脳がつくり出した世界に住んでいます。
空間は共用していても別々の世界にいます。
ですからお互い直接は影響し合いません。
自分がその影響を受けることを認めたときだけ影響を受けることになります。
自分さえ受け入れなければ影響は全くありません。
神はこの世界、つまり自分がどういうものか知りたかったのです。
神は全てであるので、自分で自分を見ることができません。
自分で自分を見るために、自分を分離する必要がありました。
それで神は自分を分離できる人間を創りました。
そこで人間が見て体験することで、神は人間を通してこの世界を知ることができます。
それで神が自分の思いを成し遂げられるのです。
脳のつくり出した世界ではない元々の本当の世界は、脳の作つくり出した思考のない世界です。
そこは思考がないので、思考の喜びはありませんが苦悩もありません。
至福だけの世界です。
それが覚醒の世界です。
覚醒が元々の世界で、思考がつくり出した世界が後に出来ました。
覚醒の世界は思考が邪魔をしているので見えないだけです。
ですから思考を止めれば、覚醒の世界にはいつでも戻れます。
覚醒しようと頑張らないければいけないこともありません。
いつでも覚醒の世界に戻れます。
覚醒はいつでもここにあります。
それは何でもないことです。
何も手に入れようとしなくていいのです。
ここでやるべきことは、ここで楽しんでいくことです。
そのためにこの体、思考があります。
それを目一杯使って楽しんでいけばいいのです。
覚醒がベースにあればそれが出来ます。
心から楽しめます。
それをやっていきます。
(20250705)覚醒はいつでもここにある